「バレエのための解剖学-腸腰筋編-」ピンポイントストレッチ講座
バレリーナ・ピラティス指導者として豊富な経験と知識を持つ川本直枝先生による、“解剖学” に基づいたピンポイントストレッチ講座!
実践すればアナタのバレエが劇的に変わるかも!? ぜひ、やってみてくださいね!
>> 前回の記事: お腹から足を持ち上げるってどういうこと?
ストレッチ① 股関節
1. 両ひざがおへその前に来るように足をクロスします。
2. そのまま前に倒れます。深呼吸をしながら息を止めないようにストレッチ。 お尻の外側が延びる感じがすればOK。
片側30秒、足を入れ替えて30秒。
ストレッチ② ハムストリング
1. 片足を正座、もう片方の足を長座で座ります。 前に伸ばした足は、フレックスでつま先はまっすぐ真上に。
2. 股関節から身体を折るように倒します。その時、背中・腰が丸くならないように、お尻を後ろに突き出しながら倒れます。
深呼吸を忘れずに。片側30秒、足を入れ替えて30秒。
腸腰筋エクササイズ I
1. 足をこぶし1個分位の幅にセットします。足は外旋させず足の甲が天井を向くようパラレルで。
2. おへそを床に沈め、お腹から押し出すように足を遠くに伸ばし少し持ち上げます。
息を吐きながら上げ、吸いながら下ろす。
腸腰筋エクササイズ II
1. 両膝を立て、こぶし1個分の幅で足をそろえます。
2. ひざを天井の方に遠くに差し出しながら、曲げたまま上げます。
その時、骨盤が動かないようお腹を意識するのがポイント。5~10セット。
いかがでしたか?
なぜこのエクササイズが重要なの? 腸腰筋は何のために使うの?という方は前回の記事をCheck!
文/川本直枝(ピラティスインストラクター)
川本直枝プロフィール
6歳から岩手県盛岡市の黒沢智子バレエスタジオにてバレエを始める。全国のコンクールに出場、入賞。
24歳の時にギランバレー症候群という神経が麻痺する病気に罹り入院する。完治後、リハビリの一環としてピラティスを始め、26歳でBASIピラティススタジオに入社。現在Angel Rでプライベートセッション、グループレッスンを担当し、解剖学コラムも執筆している。
今までの記事を読む↓
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・キレイにつま先を伸ばすには、やみくもに力を入れてはダメ?!「バレエのための解剖学-つま先編-」
・バレリーナの美しいX脚も、間違った使い方をすると痛みの原因に?!「バレエのための解剖学-X脚編-」
・引き上げて固めるのではなく、様々な方向に動かす「バレエのための解剖学-背骨(脊柱)編」
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tag : | タグ: バレエのための解剖学 |
date : | 2020.04.02 |
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