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まるで映画のよう?!バレエ作品「パ・ド・カトル」の映像公開!

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ダンスオンラインスタジオ「ARTIST」で新たに、バレエ作品の中でも人気の「パ・ド・カトル」の作品映像が発表されました。その映像が、今までのバレエの舞台映像とはまた違うと話題に!

Youtubeにその一部が見れる映像が配信されたのでご紹介↓

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ストーリーの無い作品。
「パ・ド・カトル」ってどんな内容?

Pas-de-Quatre

「パ・ド・カトル」には物語のようなストーリーはなく、プリマ4人が順番に踊り、繊細で軽やかなムーヴメメントのあるロマンティックバレエの典型です。

初演に選ばれた4人は、時代を代表するバレリーナ: タリオーニ (当時40歳)、チェッリート (当時28歳)、 グリジ (当時26歳)、 グラーン (当時24歳) 踊る順番について、キャリアの長い タリオーニ が最後に踊ることは他の3人も同意していましたが、 その前に踊るのは誰かという件で チェッリート と グリジ が諍いを起こしたそうです。

グラーンは、代役で若手ながら抜擢されていたというエピソードも。 実力があり、自身に誇りを持ったダンサーによる、技を競い合う様な振りがあるのも「パ・ド・カトル」の見所です。

バレエダンサーの美しさを引き出す。
今回の演出、宇野澤寛子とはどんな人物?

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今回の演出は、東京シティバレエ団で活躍、現在はバレエスタジオAngel Rで講師として、そして、自身でバレエのアパレルブランドunoaを立ち上げるなどマルチに活動する宇野澤寛子さん。


Profile:10歳より「バレエ&ダンススタジオ パッソ」にて、峯岡比呂美に師事。2010年、伊達コンペティション、芸術賞受賞。同じ年に東京シティバレエ団に入団し、「白鳥の湖」「ジゼル」「コッペリア」「くるみ割り人形」「真夏の夜の夢」「ロミオとジュリエット」「眠れる森の美女」新国立劇場「アイーダ」などの作品に出演。2020年に退団。大人のためのバレエ教室「エンジェルR」で講師、モデルを務め、発表会ではミストレスとして指導を務めている。現在、ダンスウェアブランド「unoa」を立ち上げ、猫愛好家デザイナーとしても活動の幅を広げている。


アパレルブランド、unoaで彼女は ”着ることによって、心がはずむ、空気が華やぐレオタードを” ”踊る姿が美しく、着心地の良いものを” と語っています。今回の映像ではそんな彼女の、バレエへの美しさへの丁寧な、そして細部へのこだわりが今回の映像にぎゅっとつめ込まれているようです。(unoa公式サイト:https://unoa08.shop-pro.jp)

出演ダンサーの個々の魅力にも注目!

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最初の紹介にあったように、パ・ド・カトルはストーリーがない作品です。だからこそ、 シンプルにダンサーの踊り、表現に注目が集まります。今回のパ・ド・カトルでは、元々の演じている役柄に加え、出演している4人のダンサーの、個性にも注目したいところです。

「ダンサーの踊りは、どんなに技術が優れていても、経験や人柄を感じられるものだと思います。 今回踊って頂いた4人の美しいダンサーには、本来の役柄をベースにしつつ、やわらかくそれぞれを尊敬し合い個々の魅力を出して欲しいとお願いしました。 照明が入り懐かしい映画の様な世界で踊る新しいバレエ映像、リトグラフのポーズからほどけて踊り出す瞬間の彼女達の表情は、ため息が出るほど美しいです。」

by 宇野澤寛子

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ARTISTのインスタグラムにて、上記の個人の紹介と共に、一人づつのシーン映像が配信されているので、気になる方はチェックしてみては?

インスタグラムのアカウントはこちら:
https://www.instagram.com/artistdancestudio_jp/

 

衣装へのこだわり。
バレエのアパレルブランド、unoa × ARTIST

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今回の映像に使用されている衣装は演出、宇野澤自身のブランド unoaで制作。インスタグラムでこのように語っています:

「淡く、くすんだピンクのチュールの色味に一目惚れをし、シンプルな美しい形のロマンティックtutuをラ・カセット・アパルトマンさんに制作して頂きました。

ウェストからスカートにかけてピンクベージュリボンのデコレーション。ヘッドピースは、大きなお花を1つ。首にはウェストと同じピンクベージュのチョーカー。もともとは、とてもシンプルな衣装でしたが、いつかパドカトルの衣装として使用したいと思っていたところ…。恩師の還暦の祝いにパドカトルを踊ってほしいと言う依頼を受け本格的にパドカトルのデコレーションが始まりました。

1年ほどかけて少しずつ色味の合う花を探し集め、胸のデコレーションは淡い色味の、統一感のあるものを使用。ヘッドピースはリトグラフに限りなく忠実なものにしたかったので、色味は統一されていますが、花の大きさや数はキャラクターによって変えております。

本来ならば、ヘアスタイルはセミクラシックですが、三つ編みのつけ毛を使用することでボブスタイルの短い髪のダンサーでもおしゃれに問題解決です。

今回撮影協力で入っているダンススタジオ、Angel Rでは見覚えがある方もいらっしゃるかもしれません…今回このような形でまた素敵なダンサーに美しく着用いただけてとても光栄です。」

バレエは総合芸術。衣装にも注目ですね!

(Angel R Dance Palace:https://www.angel-r.jp
(ラ・カセット・アパルトマン:https://www.facebook.com/BalletBontutu/ )

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「パ・ド・カトル」の企画の裏側。
“上達” を考えた新しいオンラインスタジオ、 ARTIST

去年、2020年11月よりスタートした、オンラインスタジオ「ARTIST」。なんといっても特徴は、業界最大級のダンススクール・イベント事業をおこなっているプレジャーガレージグループによるサービスというところではないでしょうか。

業界で26年以上、教えを提供する場をつくってきたスタジオとダンサーによるオンラインスタジオ。レッスンを受けられる動画はもちろん、座学や密着インタビュー、作品映像も配信し、さまざまな角度で “上達につながる” コンテンツを配信しているようです。

ダンサーは1人1人が唯一無二の表現者、アーティスト。多くのアーティストの様々な表現をみる、知る、学ぶことで、自身のオリジナリティを築ける。ARTISTのサイトにある「自分らしく、自分を踊る」には、そんな想いも込められているようです。

今回の「パ・ド・カトル」は、映像作品としても注目ですが、その先に、多くのヒントが隠されているかもしれません。

1回目は作品を楽しみ、2回目はダンサー個人の表現に注目してみる、3回目は衣装をみながら、4回目に全体の演出を見てみる。オンラインだからこそ、何度も繰り返し見れるのは嬉しいですね♪

 

こんな風に踊りたい!そう思ったあなたへ…
出演ダンサーによるレッスンコンテンツも?!

映像作品を見て、もっと練習したい、実際にこのダンサーからダンスを学びたい、そう思った方も多いのではないでしょうか?ARTISTでは出演ダンサーによるレッスンコンテンツも配信されているようです!こちらも合わせてチェックしたいところ!

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そして、多くの自由に踊る為のメソッドがつまったコンテンツが盛り沢山とのこと!こちらで全動画の一覧が確認できるようです!画像をクリックでページに飛べます♪

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date : 2021.06.05
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