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なるほど ザ・ダンス ➁「ナンバー」「チーム」「ユニット」3つの差はなに?

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ダンスに対する疑問や質問にお答えしていく、その名も「なるほどザ・ダンス」!あなたの小さなハテナに寄り添う記事をお届けします♪

ダンサーとしての活動は “個人” と思っている方もいるのではないでしょうか?もちろん、ソロでバトルに出たり、舞台に立つこともありますが、2人や5人、もっと大人数でグループとして踊る事も!そのそれぞれに、集め裏方で “呼び方” が違います。

今回は、ダンス界でよく出てくる、「グループの呼び方」を解説!

「ナンバー」

gashなんばー

◉ 平均人数:約5〜50人程度
◉ グループ構成:振付家のもとにダンサーが集まる

スタジオの発表会やコンテストなどでよく聞く「ナンバー」という言葉。ダンスナンバーと聞くと、一般的には踊りたくなるような曲のことを指しますが、ダンスの世界では「振付けした作品」のことを言います。つまり、○○ナンバーといえば、○○さんに振付けしてもらった生徒さんのショーケースのことです!

ナンバーは少人数の場合もありますが、振付家に対して踊る参加者を募る事が多いので大体10人以上、多い時では50人ほどで構成することも。

基本的にナンバーの振付師が、ダンスの振付はもちろん、曲、構成、衣装やメイク…全ての世界感を考え、さらには舞台での照明も演出。中には、一緒に自分の作品の中で踊る振付の方もいらっしゃいます!

ナンバーへの参加は、ダンススタジオが出しているナンバー募集に申し込むのが一般的。プロダンサーによる振付を、集中して覚え大舞台で踊るので、ダンススキルアップにも繋がります!大人数で踊り、作品ごとにメンバーが変わることが多いので、ダンス仲間も増えやすいですね♪

ちなみに海外では「piece(ピース)」と呼ばれていて、ピースというと「破片」「一部分」のような意味がメジャーですが、芸術・文学分野では「作品、楽曲」という意味を持ってるんですよ(^^)

ナンバーに参加してみたいなという方は、ナンバー参加募集の情報が載っているイベント情報ページがありますのでこちらをチェック♪
EVENT INFOMATION



◇ ナンバー動画

❶「Legend Tokyo 5」優勝作品


東京で最大級のナンバー作品のコンテストイベントLegend Tokyo。その第5回目で優勝したSeishiro作品をご紹介!Seishiroさんは史上最年少でこちらのコンテストで優勝されました。圧巻な構成力と世界観。乃木坂46のインフルエンサーなどの振り付けもおこなっています!

振付師:Seishiro
振付家としてそのたぐいまれなるセンスに注目が集まっている。2011年に福岡から東京に拠点を移し海外、国内を中心に自身のWork Shopを展開し、数多くのアーティストに振付提供し自身の舞台の作品等を手掛ける。Jazz Vogue Hiphop Contemporaryなどの様々な要素を生かし独自の感性とスタイルを確立させ活動。

レッスン情報
 ・ 経験者専門ダンススタジオ DANCE WORKS(レッスン:JAZZ)
 ・ 女性限定ダンススタジオREI DANCE COLLECTION(レッスン:FREESTYLE JAZZ)

❷ 「ODORIGOKORO vol.4」出展作品


ダンススタジオ DANCE WORKS主催イベント「ODORIGOKORO」。通常の公募のナンバーではなく、先生がピックアップして声をかけた生徒のみが出ることができるというコンセプトのもと、少人数で行われたナンバー。

振付師:松田尚子
ダンサー・振付師・インストラクター。小粒でもぴりりと辛い。小さな肉体が持つ並外れた身体性で、時に強靭に、時に繊細に、幅広い世界観を創り出すマルチなダンサー。
プレーヤーとして、様々な舞台に出演する他、クラス展開・自己の作品創りにも力を注ぐ。あらゆるジャンルを経験した彼女ならではの、独創的な踊り・振付には定評がある。

レッスン情報:
経験者専門スタジオ DANCE WORKS  (レッスン:JAZZ)

 「チーム」

キャトル

◉ 平均人数:2人〜10人程度
◉ グループ構成:仲間を集め構成。ひとりリーダーを付けることも多い。

「チーム(team)」は一般的にも聞き慣れた言葉ではないでしょうか? ダンスをやっていくとスタジオやナンバーで仲間ができ、イベントやコンテストに出るために「チーム」を組む機会があります。野球、サッカーと同じように、ダンスも、一つの目的に向かって仲間を集め、一緒にダンスをやっていく団体を「チーム」と言います。

ナンバーのように、本番1回の為に結成するのではなく、長期的に活動していくことが多く、自分たちのことを表すオリジナルの「チーム名」をつけるのも一般的です。チーム全員で振付や構成に対して意見を出し合いながら作品を作りますが、ひとりリーダー的な存在がいることも多いです。

チームで作品ができると、クラブイベント出演したり、コンテストに挑戦などしてステージに立っていきます。ここ最近ではチームの自主公演をしたり、プロモーションビデオを作ってSNSで配信をしている姿もよくみられます。自分の力で世界に配信…まさに新世代ですね!!

三浦大知のバックダンサー、 s**t kingz(シットキングス)や、DREAMS COME TRUEのパフォーマー集団S+AKSなど、有名なチームになると、チームでアーティストのバックダンサーをお願いされたり、ゲストショーなどの出演オファーも期待できます♪



◇チーム動画


チーム名:Revety(TAKARA&YUI)
プレイヤーとしても、コレオグラファーとしても、様々なバトルやコンテストで受賞歴のある、男女2人組のチーム。DANCE WORKSで行われているレッスンは、毎週2人で行われるという贅沢ぶり。LOCKINGをメインにはしているが、FUNKやSOULとも混ぜ合わせた新しいスタイルが、人気を博している。

レッスン情報:
経験者専門スタジオ DANCE WORKS  (レッスン:LOCKIN’)

 

チーム名:suminami
ダンサーsumireと美波2人で組んでいるチーム。チームとしてはもちろん、倖田來未を始めとしたバックダンサーや、キットカットCMの振付など、個々でも多方面で活躍している。ダンスチームとして活躍する一方で、カッチョイイカンパニーという振付グループも立ち上げており、がに股や斜めの角度が多いその独自のスタイルは、一度見ると癖になるのが特徴。

レッスン情報:
女性限定スタジオ REI DANCE COLLECTION  (レッスン:HIPHOPJAZZ/sumire)
女性限定スタジオ REI DANCE COLLECTION  (レッスン:HIPHOPJAZZ/美波)

「ユニット」

ゆきの人徳NAGOMI美虹

◉平均人数:2人〜10人程度
◉ グループ構成: 個人の組み合わせによる集団

人数や、振付の流れなどほぼ「チーム」と同じですが、「ユニット」の場合は長年一緒に活動していくというよりは、イベントやショーケースに出演する為だけに結成した”期間限定のグループ”とお伝えした方がわかりやすいでしょう。

「チーム」だと、長期にわたって活動することも視野にいれて、チーム名を決めるパターンが多いですが、それに対して「ユニット」の場合は、チーム名を作成するというよりは、”○○×○○””といったような、ダンサーネームの組み合わせで、イベントなどに出演することが多い様です。

ユニットのいいところとしては、個々としても活躍している、素晴らしいダンサーのそのときだけのコラボレーションを見ることができるのが特徴です。頻繁且つ継続的に活動しているわけではないことが多いので、時と場合によってはかなりレアなユニットが誕生することも!!



◇ユニット動画

ユニット名:Oguri×NOPPO×gash!

レッスン情報:
経験者専門スタジオ DANCE WORKS  (レッスン:HIPHOP/oguri)
経験者専門スタジオ DANCE WORKS  (レッスン:HIPHOP/NOPPO)
経験者専門スタジオ DANCE WORKS  (レッスン:HIPHOP/gash!)

ユニット名:原田薫×YOSHIE×MEDUSA×矢野祐子

レッスン情報:
経験者専門スタジオ DANCE WORKS  (レッスン:JAZZ/原田薫)
経験者専門スタジオ DANCE WORKS  (レッスン:SOUL DANCE/YOSHIE)
経験者専門スタジオ DANCE WORKS  (レッスン:PUNKING・WAACK・FREESTYLE/MEDUSA)

まとめ

「ナンバー」「チーム」「ユニット」3つの差はおわかりいただけましたか?みなさんも是非ダンスを始めたら、ナンバーに出演してみたり、チームやユニットを組んでイベントに出ていくと、またさらに違ったダンスの楽しさに気づくでしょう♪ 

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date : 2020.03.24
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