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筋肉を固めずに肩甲骨から腕を動かす「バレエのための解剖学-肩甲骨編-」

「肩を下げる」意識からくる悪循環

バレエを踊る時意識するのは、つま先を伸ばす、脚をたくさん上げる、などをメインに考えると思います。
足先に必死になると、気づくと「肩を下げて!」と注意されたことありませんか?
そして肩を下げようと必死になるとだんだん上半身に力が入り、また肩が上がってきてしまう...なんて悪循環になることがよくあります。
 
「肩を下げる」と言われた時に肩を下に押し込んで鎖骨を無理やり下げようとしている状態をたまにみかけますが、この状態は、実はとても危険なのです。
肩を無理やり押し込むとその周辺の筋肉が固まり、腕を動かす神経が圧迫されしびれを起こしたり痛みを感じたりしてしまう可能性があります。
 
(上腕骨)は肩の一番端、鎖骨と肩甲骨がぶつかる部分から繋がっています。ということは、腕を上げると肩甲骨が動きます。そこで肩甲骨の動き方が重要になってくるわけです。
 
肩甲骨は、三角形の板状の形の骨が肋骨の背中側に周辺の筋肉によって貼りついている骨…つまり筋肉のみで支えられている骨なのです。

筋肉に力を入れて肩を下げると…

ということは筋肉が固まったら肩甲骨は動かなくなってしまいます。しかし日常でスマホを見る、PCを見る生活が続くと背中は丸まり、気づくと肩甲骨周りの筋肉はカチカチに…固まったまま動かしたら腕も固い動きになり、肩が上がりますよね。
 
レッスンの前に肩甲骨周りを良く動かしほぐしてみてください。
 

肩甲骨を動かすエクササイズ

レッスン前の肩甲骨の運動としておススメなのは…
 
◉背中を丸くして肩甲骨同士を背骨から離す
◉肩甲骨を真ん中の背骨に近づける(この時できるだけ身体を反らさずお腹を出さないように)
 
レッスン中は…
 
◉肩や肩甲骨を「下げる」というよりも、「背骨から離して安定させておく」という意識。
◉腕を上げる時に肩甲骨から繋がり背中を広くしながら持ち上げるイメージ。
 
肩甲骨から腕のつながりを感じるだけで上半身が安定して、更に身体の引き上げやすくなりますよ。
 
肩甲骨は他にも様々な動きをしながら、腕を支えていますので、日常の生活でも肩甲骨を少し意識してみ下さい。
それだけで、日常の姿勢をも素敵に変わっていきますよ。
 
 

文/川本直枝(ピラティスインストラクター)

川本直枝プロフィール

6歳から岩手県盛岡市の黒沢智子バレエスタジオにてバレエを始める。全国のコンクールに出場、入賞。
大学に進学し、就職後、24歳の時にギランバレー症候群という神経が麻痺する病気に罹り入院する。完治し、退院後のリハビリの一環としてピラティスを始める。
26歳でBASIピラティススタジオに入社。Mat Course,Mchine CourseをBASI FacultyのYae、Nagi、Sheri Longに師事。グループレッスンからプライベートレッスンまで多くのレッスンを担当。約3年で100名以上のクライアントに指導。現在に至る。

川本直枝先生のピラティスセッション
http://www.angel-r.jp/subscription/1274

 

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