国境、時代、性別やハンディも越えて「音楽」と「こころ」で繋がるダンスプロジェクト
国境、時代、性別やハンディも越えて「音楽」と「こころ」で繋がるダンスプロジェクト
ダンスは音楽を身体で表現するもの
=聴覚にハンディキャップを持っていると、ダンスは踊れない?
その答えはNO。
安室奈美恵、湘南の風などさまざまな有名アーティストのバックダンサー、アーティストの振付、ファッションモデル、アートデザインなど多岐に活躍する「UNO」と、聴覚にハンディを持ちながらもダンサーやDJ等、精力的に活動するDAICHIによるダンスプロジェクト、
【CONNECTED(コネクテッド)】
”聴覚にハンディキャップがあったとしても、皆と同じように感じ、同じように動けるのに、同じようにダンススタジオやイベントに行くことには遠慮してしまう。 だったら、ハンディの有無関係なく、みんなが集える場(レッスンやイベント)を作ろう!! このレッスンは、先生が技術を提供(give)する空間ではなく、音楽とダンスをみんなで分かち合う(share )空間です。 そこにはダンスの上手い下手も、ハンディがある無しも関係ありません!! その人にしか出せないダンスを解放し、シェアし、認め合う。 お互いに出会うことがないと思っていた人たち。 だけど実は「音楽」に、そして「ダンス」に出会ったときから我々は繋がって”CONNECTED”していたのです。(引用:DANCE WORKS wedsite)”
そもそもなぜこんなにハンディキャップに関して考える様になったのか。
それには高校生の時の経験が紐付いているようでした!
15歳春。六本木高校入学式。初めての体育館で、初めましての皆さんの前で、苦手なロングスピーチ。”新入生代表の言葉”。 めちゃ、緊張した。
数日後、職員室を経由して一通の”感想文”が届いた。手紙を書いてくれたのは、すらっとしてて優しくて、おまけにダンスも上手な素敵な女の子。彼女は補聴器をつけてました。
17歳。歳高学年の私達は、ゆるーくて理解ある校長先生のおかげで、休日の体育館を貸し切りにできゃいました。入学式に手紙をくれた彼女が、たくさんの”補聴器をつけたダンサー”に出会わせてくれました。体育館って不思議な場所ねー。すぐ仲良くなれちゃう。
バイバイを言いたくない私達は、終電までファミレスで語り話し伝え笑い合いました。
手と目と紙をつかって。
楽しかったな。”ハート”がまだ感覚を覚えてる。そんぐらい楽しかったなー。 “混ざる”、”交わる”場所つくりたいなって、高校一年生の時から思ってました。
だいぶ時間がかかってしまいましたがやっと”何か”が動きだしそうです☺(引用:UNO instagram )
あの時のあの想いを。
そんな経験を経て、何年越しに実現したのがこの”CONNECTED”だったのです。
クラスではUNOと、聴覚にハンディを持ちながらもダンサーやDJ等精力的に活動するDAICHIが軸となり、耳が聞こえない、聞こえる関係なく、ただ単純に「ダンスをやりたい!」という想いのもと集まった参加者たちによってクラスがんでいきます。
(左から:EMI, DAICHI, UNO, 菅野(DANCE WORKSスタジオマネージャー))
レッスン中はホワイトボードや、時々自身でも手話を使ったり、サポートのEMIさんというろう者の方にも協力してもらいみんなに想いを伝えていくUNO。
私も何度かクラスに参加したことがありますが、本当に感じることがたくさんあったクラスでした!音楽が聞こえなくても目で聴く。振動で感じる、動いて、触れて、踊る。
ハンディってなんだ?本当にこの空間はフラットで、みんな同じ、変わらない、ダンスってすごい!と思えるクラスでした。
すでに第8弾まで開催されたこちらのワークショップ。CONNECTEDの情報はDANCE WORKSのHP、”ワークショップ情報”にて随時掲載され、WORKSのTwitterなどでも流れる様なので是非チェックしてみてください:
DANCE WORKS:http://danceworks.jp/workshop/
Twitter:https://twitter.com/DANCEWORKS_JPN
さらにはこのスタジオで行うワークショップに加え、”THE HALL YOKOHAMA”という大きなホールで行ったり、ODORIGOKOROというDANCE WORKSで行われているイベントにもUNO作品として出演したりと、さらに活動の幅をひろげているようです!
「音楽」に、そして「ダンス」に出会ったときから我々は繋がっていた。これからも”CONNECTED”の輪はさらに広がっていきそうですね。
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tag : | タグ: DAICHI, UNO, #CONNECTED, ハンディキャップ |
date : | 2016.12.13 |
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