バックダンサーに振付師、テーマパークダンサーや舞台・ミュージカル・ダンス講師など、様々な場面で「ダンサー」が求められる時代に！ それに伴いダンサー人口も増え、ダンスイベントも増大している。そんな中、新しい世代のダンサーの可能性、そして未来の振付家の発掘を目的とする、今までとは違った趣旨の企画イベントが開催されることになり、注目を集めている！
今回は、その企画を行うダンススタジオ「DANCE WORKS」代表である鎌倉氏にインタビュー協力をお願いし、イベントに関して、そして未来のダンサーへの想いを聞いてみた。
イベントのきっかけはアルバイトの企画書から！？ OGSはどんなイベントで、そしてなぜこの企画をやることになったのでしょうか？
OGSは略称で、正式名は「ODORIGOKORO for STUDENTS」という名前のイベントです。インストラクターが振付をして、作品に生徒が出て…というイベントは多くありますが、今回はいつもダンスワークスのレッスンに通ってくれている生徒の方を主体にしたイベントです。自分の踊りや振付を発信したいダンサー、チームのショーケースを発表したいダンサーに向けて舞台を用意し、こちらからの特典や課題を与えつつ、さらなる可能性を広げていってほしいという想いのもと始まりました。
出演者や振付師も生徒！ そして、今回はNEWインストラクター枠があったり、ゲストショーも用意しています。ゲストとして踊ってもらう
Kosuke くんと
タニグチエリカ ちゃんも実は元生徒で…。生徒から先生になった2人なんです。
ダンスワークスでは、発表会から公演、スタジオパフォーマンス、深夜のクラブイベントまで、年間を通して様々なイベントを行なっています。今までに沢山のダンスイベントを企画をしてきましたが、生徒主体のイベントというのは実は今までになくて。もちろん、踊り手として生徒の方が出ることはありますが、基本的には先生がメインとなって作品を作ってもらったり、ゲストショーをやってもらったりしていたんですね。ただ、生徒の中にも輝いている子達がたくさんいて、もっと可能性を伸ばしてあげたい、生徒をフューチャーした企画をいつかはやりたい！とずっと思っていたんです。
そんな中、ダンスワークスでアルバイトとして働いてくれている子が企画書を作ってきてくれて！！
アルバイトが企画書？！
そうなんです！ うちのスタッフは、ダンスに対する強い気持ちを持って働いてくれている熱い子が多いんです。ダンスワークスは経験者専門のダンススタジオなので、スタッフもみんなダンスに関する案内ができるようダンス経験者や現役でダンスをやっているメンバーで、自慢の最強スタッフだと思っています。その中の1人が、「やりたい企画があるんです！」って考えて持ってきてくれたのが、生徒にフォーカスを当てたイベントだったんです。そこから社員みんなで何度か話し合い、内容を詰めて今回のOGSが出来上がりました。まだ1回目なので、ここからまた進化していくかもしれませんが…。
なるほど、まさかアルバイトの子がきっかけとは思いませんでした！
ダンスワークスでは、ダンススタジオの現場にいる人の意見をとても大事にしていて、アルバイト一人一人にもスタッフとして役割や担当を持ってもらい、様々なミーティングにも入ってもらっています。実は、イベントやスタジオの企画は、結構アルバイトの子達の意見が反映されていたりするんですよ。
７つの特典とそこに込めた想い 今回、ダンスワークスでの生徒主体の初イベント！とのことですが、企画する上でこだわったことはありますか？
今回一番に考えたのは、「ダンサーとしてのアピール力を上げること」でした。踊りが上手ということはもちろん大事ですが、やはりプロダンサーとして活躍していく上では、どうやって自分を伝えていくのか？どうやってファンをつけるか？など、見せ方やアピールする力というのがとても大切になってきます。なので、ダンスワークスでもプロモーションの協力はしつつ、あくまで出演するダンサー自身のアピール力が育つようなイベントにしたいと考え、7つの特典をつくりました。
1つ目は「プロモーションチケット」で、本番のチケットを出演者に決められた枚数持ってもらいます。通常の舞台で言う「ノルマチケット」のことですが、今回は自身の作品を自分たちで売り込んで欲しい！という意味も込めてこのような呼び方にしました。
2つ目は、各作品のプロモーションをダンスワークスのHPやSNSでサポートするというものです。今回は「アピール力UP」を目指しているので、配信や広がりを手助けするために、出演者個人の告知画像や動画の作成を行い、メンバー紹介としてダンスワークスの公式SNSアカウントで配信していきます。
https://www.instagram.com/danceworks_jpn/ ）
3つ目は、１チームにつき40分間の音響・照明合わせの時間を用意させていただきました。現場にもよりますが、1作品40分間場当たりができる環境は普段あまりなく、基本発表会などでも、現場での照明合わせは各作品10分程度の時間でやっている現場がほとんどです。本番での魅せ方として音や照明はとても重要ですし、照明の名前などを知る機会もあまりないと思うんです。OGSを通してそんなところも学び成長して欲しいと思っています。当日は、本番をオペレーションするプロの方に来て頂き、ダンスワークスの様々なイベントを作り上げてきたベテランスタッフも立会い、必要に応じてアドバイスも行います！
そして、作品力アップの為に、15時間分のレンタルスタジオを無料提供します。舞台だけ用意されて、リハーサル場所は各自で確保するというイベントも多くあると思いますが、出演者の負担をなるべく少なくできるようにしました。
ここからは、本番を経て繋がっていく特典ですが、イベント当日はダンスワークスはもちろん、本社プレジャーガレージの代表、姉妹校のRei Dance Collection、Angel R Dance Palaceのイベントプロデューサー、プロダンサー、企業の方も観に来る予定です。ちょっとしたドラフト会議的な要素もありますね。良いダンサーがいれば、イベント出演や代講イントラオファーのチャンスも作ってあげたいと思いますし、全力でサポートしたいと考えています。
そして最後は、特待生制度です。リハーサルや本番を見て、特待生としてふさわしい生徒を選考する予定です。特待生に選考された方は、DANCE WORKSのレッスン料金を割引もしくは免除の登録を行い、ダンスをより良い環境で学べるサポートをさせて頂きます！
以上が企画としての特典ですが、このイベントを通じて、自分たちでも発信をしていくことで色々な影響があると思うので、ただ出演して踊るイベントではなく、それぞれが成長し一歩上にいくきっかけになればいいなと思っています。
（7特典に関しての公式ページはこちら→ https://danceworks.jp/event_post/odorigokoro/35581/ ）
とにかくチャンスや可能性が多い場！ 出て、観て、可能性を広げて欲しい どんな人にこのイベントに出て欲しいですか？
チャンスを掴みたい人は挑戦してほしいですね！ 他のイベントとは雰囲気も違うし、チャレンジの場だと思います。これから自分の作品を世に出していきたいと思っている人や、チームとしての活動の幅を広げていきたい、自分をもっとアピールしていきたいという方には、とても良い機会になると思います。
では、どんな人に観に来てほしいですか？
出演者のファンやダンスを観るのが好きという方はもちろん、プロダンサーとして活躍していている方、インストラクターをしている方々にも見てもらいたいですね。出演者の中には、ご自身のクラスを習いに来たことがあるというメンバーも多くいると思います。普段は生徒の子達が、どんな可能性を持っているのか見て欲しいですし、自分の作品に出てもらう時にもいいインスピレーションになるかと思います！ あとはイベンターや、企画関係者の方、ダンサーを起用したいと考えている企業の方もにぜひ来ていただけたらと思います。もちろん、次回のOGSにチャレンジしたいと思っている人は必須です！！（笑）
イベント情報
ODORIGOKORO for students vol.2 2019/10/26(sat)-10/27(sun)
【スケジュール】 ①10/26 sat 15:00 OPEN,15:30 START
【チケット 】 ①Webチケットペイ 「OGS」 で検索！
【student cast】
【student choreogragher】
【special unit from LIFEWORKS vol.1】
【GUEST】
【ＭＣ】
より詳しい詳細はこちら☞https://danpre.jp/topic/event/13594/
