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ダンス仕事を総まとめ!第一弾:メジャーシリーズ

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ダンス人口が多くなってきた現代、ダンスで食べていけるようになりたい!と思っている方は多いのではないでしょうか。ダンサーといっても、掘り下げると様々な種類の仕事があります。一般的によく聞くものや、「え!?そんなダンサーの仕事があるの!?」といったものまで。

今回は気になるダンサーの職業の種類について、以下の項目でまとめてみました!

1,インストラクター

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ダンスだけで食べていくといえば、真っ先に思い浮かぶのがこちらの仕事。教えの仕事というのは、基本的に安定した収入が入ってきます。安定といっても、固定制のところもあれば、歩合制のところもあり、制度はスタジオによって様々です。

経歴や、実力によっても変わってくるので、1レッスン数千円から数万円、かなりぴんきりといえます。更に、ワークショップになると1レッスンの単価が高くなるので、その分給与が高くなると予想がされます。

インストラクターというのは基本、自身の持っているダンスレッスンまでに、振付を作っていかなかければなりません。そのため、振付制作の時間は、教えているレッスン時間とは別で確保するのがマスト。電車で音楽を聴きながら作る人、スタジオを借りて作る人、お家で寝る前に作る人、など振付制作にかける時間や場所、やり方は人それぞれです。

 

2,テーマパークダンサー

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1年程度の契約が多いこの仕事。時給、日給、月給と契約内容は様々。更に、実力や経歴によってももらえるギャラは変わってきます。1日にするとだいたい、千円から一万円くらいになると思われます。

営業している時間は、スタジオでリハーサルですが、実際の舞台でのリハーサルは営業時間外で行う必要があるので、早朝や深夜に行います。リハーサル期間も契約内となり、給与が払われるところもあります。実際に表舞台に立つダンサーから、監督や振付師などの演出する側まで上り詰めると、年収はあがると予想されます。

テーマパークダンサーは体型やスキルも重要視され、体重に変化が見られた場合は、解雇の対象になる可能性があったり、リハーサルで振付を覚えきれなかった場合、ショーに出ることが許されなかったりという、厳しい一面もある世界ですが、見ている人に夢を与えるのもテーマパークダンサーの仕事、大事なところです!

3,ミュージカルダンサー

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基本的に1つの作品の公演に対し、契約期間はリハーサルスタートから始まり、本番が終わるまでの間となります(宝塚や劇団四季など、劇団として行っている場合はまた変わってきます)。

1日ごとにギャラが発生するものもあれば、1つの舞台につきギャラが発生するもの、本番自体が数日のものもあれば、ロングランのもの、全国をまわるものなど。契約そのものが様々なので、その分拘束時間や給与もばらつきがあります。プレイヤーではなく、振付師になると、給与は格段にあがると思われます。
最近では2.5次元のものが流行し始めており、バレエダンサーやジャズダンサーのみならず、ストリートダンサーが活躍する場も増えています。

4,バックダンサー

コンサート

ツアーダンサー

経歴や実績があればあるほど、より高額なギャラで契約できる可能性が高いです。ただし、アーティストも毎日ツアーを行うわけではないので、仕事がない時期は無収入になります。そのため、インストラクターなど他の職業と兼任していることが多いです。ちなみに、単発のお仕事だと1日¥6,000-¥15,000が相場と言われています。ただし、こちらもかなりぴんきりです。

振付師はプレイヤーとは全く別で、振付1つに対してギャラが支払われることがほとんどです。比較的簡単な振付で、1曲(3分程度)数万〜数十万と言われています。ただ、より難しい振付や、フォーメーションを要望すると更に高額になります。基本、振付師側が料金を設定出来るので、オーダーメイドの制度と考えて良いでしょう。会社に頼むのか、個人に頼むのかによってもまた変わってきます。

ダンススキルが求められるのはもちろんのこと、振り覚えが早くなければならない、容姿端麗でなければならないなど、求められるものが多々あるお仕事です。その分やりがいもあり、ステージの上から見る景色は格別といえるでしょう。

PV出演

エキストラであれば、短くて数時間のものから、12時間超えや丸1日、泊まり込みで拘束されることもあります。時間や場所、案件によってもちろん差はありますが、ギャラはだいたい¥5,000-¥10,000くらい。メインのダンサーとして踊る場合はもっと高くなる予想がされます。

アーティストに合わせて撮影が行われることが多く、撮影場所や時間も様々なので、過酷で体力が必要な現場に遭遇することもあります。ただし、経歴としてもダンサーとしても、かなり濃密で学びの多い時間を過ごすことができます。

音楽番組

ツアーダンサーなどとは別で、その番組のその日のみで、出演オファーを受けることがあります。お仕事内容によって様々ですが、もちろん本番日以外でリハーサル日というのが設けられます。大きい仕事であれば、数分の楽曲の後ろで踊るのに、3日近く拘束されることもあります。反対に数時間で終わるものもあります。

テレビのプロモーション効果は高く、たくさんの人に映像が配信され見られるので、次の仕事に繋がりやすいことも。まだあまり有名ではないダンサーは、自身の宣伝も兼ねてのギャラを考慮することもあり、テレビといっても金額はまちまちのようです。

5,クラブイベント

クラブ

ダンスイベントというのは意外と需要があります。出演したい人もいますし、観に行きたい人もいます。通常の出演者には、参加費やチケットノルマが科せられることが多いですが、ゲストダンサーになってくると、給与が発生してきます。チケットバックのみの方もいれば、固定で金額が決まっている人もいます。ソロやチームでその値段は変動してくるので、人によって様々だと言えます。

拘束時間に関しては出演する時間だけいればいいので、自分の出番だけきて、すぐ帰る人もいますし、イベントの最初から最後までいる人もいます。ただ、こちらもインストラクターと同じで、本番日以外で個人リハーサルの時間は確保する必要があります。

6,バトル、コンテスト

ストリート

バトルやコンテストはトーナメント制のものが多いです。イベント自体が、1日のみで行われるものや、何ヶ月にもわたるイベントもあるので、期間はそれぞれ変わって来ます。更に、勝ち負けが関わってくるので、勝ち進めば勝ち進むほど、拘束時間としては長くなっていきます。

こちらはかなりダンサーとして夢がある業種で、中には優勝すると、¥10,000,000もらえるようなバトルも!ちなみに、賞金だけではなく、”海外のショーで踊れる”などの、色々な入賞特典がついてくることも魅力の一つです。

まとめ

多種多様なダンサーのお仕事をここまで紹介してきました。ダンサーとしてお金を稼ぐ上で、大事なのは、現場での臨機応変な対応力や、振り覚えの良さはもちろん、レスポンスの早さなども大事になってきます。ダンス以外の部分で、社会人としてのマナーも問われることが多く、このようなところがしっかりしていると、信頼を勝ち取ることが出来ます。そういう意味では、一般的なサラリーマンと同じですね。

ダンスの部分では、JAZZやHIPHOPを始めとした、様々なジャンルが踊れるダンサーが重宝されるようです。もちろん、どれかのジャンルに特化して、得意なものがあるのも大事ですが、他ジャンルもある程度踊れる方が”使えるダンサー”として認識されるようです。

そのため、ダンサーを目指している方、とにかくいろんなジャンルのスキルを習得しましょう。JAZZ、HIPHOP、BALLET、LOCK…。自分の好きなジャンル、得意なジャンルを伸ばしつつ、幅広く学ぶことが大切なようです。ダンスの世界は狭く厳しい門だと言われていますが、高額な給与が貰える夢の仕事でもあります。ダンスで食べていきたいと考えている皆様、ダンススキルと人間力、どちらも向上させて是非素晴らしいダンサーになってくださいね。

 

>> 次の記事:ダンス仕事を総まとめ!第二弾!!

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date : 2020.02.27
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