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ダンスイベントに『手話』? ハンディも超えたダンスのカタチ。

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渋谷のダンススタジオDANCE WORKSで定期的に行なわれているダンスイベント「ODORIGOKORO」。

2016年の12月の回で10thアニバーサリーを迎え、記念企画として初の試みで「コーディネーター」を招くとこに! そこで選ばれたのがダンサー・アーティストとして幅広く活動する「UNO」。
そしてUNOのディレクションの元、いつもとまた違ったODORIGOKOROとなったのだが、そのイベントがとても考えさせられ、ダンスのカタチ、可能性を広げる素晴らしいものだった!

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UNO’ s Profile:
抜群のスキルとイマジネーションで見る者を魅了し続け、アーティストの振付やファッションモデル等、多岐に活躍するソウルフルなFemale dancer
(http://danceworks.jp/instructor/profile/uno_14/)


 

 そもそも「ODORIGOKORO 」って?

まずはODORIGOKOROというイベントがどんなものなのか? DANCE WORKSの公式サイトにコンセプトが載っていた。それによると…

みなさんが日々レッスンに通っている中でレッスン終わりに先生が少人数をピックアップしてその日に入れた振付を踊ることって経験したことはありませんか?すごくステキな作品なのにレッスンだけで終わってしまうのってなんだかもったいない…。これに照明がついて、構成がついたらどんなに素敵なものになるんだろう…。なら踊心シアター(DANCE WORKSのシアター校)で実現しよう!
そんな経緯で生まれたのがこのODORIGOKOROです。
出演者は日々のレッスンを受けていて先生からピックアップされたダンサーのみ。呼吸が聞こえるほど客席と近い環境のシアタースタジオで自分の日々のダンスの成果を発表できる挑戦の舞台。それこそがこのODORIGOKORO!

DANCE WORKSという経験者専門のスタジオだからこそできるハイレベルなイベントのようだ!

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ODORIGOKORO 10th × CONNECTED

だんだんイベントの認知度もあがり、ファンもつき続いてきたODORIGOKOROだが、今回は10回目。スタジオも、コーディコーディネーターのUNOも特別な想いがあったようだ。

「出演者が主役」
そんなイベントの趣旨は崩さず。それぞれの作品の世界、そしてダンサーの個性を大切にしつつ、今回は少し特別なものにして、さらに見ている人に感動を届けられられるように。

そんな想いから、今回初めてイベントの進行役 “STORYTELLER” として、コンテンポラリーダンサーの熊谷拓明が参戦が決定。さらに豪華コレオグラフ作品、ゲストダンサーが決まっていく中、UNOが行っている「コネクティッド(耳の聴こえないろう者とダンスを通じて繋がる活動)」に通うダンサーたちも出演することになった!ODORIGOKOROもCONNECTEDもより多くの人と繋がって、広がりを持たせられたらというUNOの想いがあったようだ。

CONNECTEDをここで簡単に説明すると、聴覚にハンディキャップがあったとしても、皆と同じように感じ、同じように動ける。ハンディの有無関係なく、みんなが集える場(レッスンやイベント)を作り、ダンスを通じてシェアし、認め合う場を作っていきたいという想いからUNOが始めた活動だ。

CONNECTEDに関しては以前の記事に詳しく書いてあるのでチェックしてほしい
国境、時代、性別やハンディも越えて「音楽」と「こころ」で繋がるダンスプロジェクト

「お互いに出会うことがないと思っていた人たち。 だけど実は「音楽」に、そして「ダンス」に出会ったときから我々は繋がって”CONNECTED”していたのです」

そんなCONNECTEDのメンバーも参戦した初のイベント。ただ、イベントまでには多くのドラマがあったようだ。イベントを終えてUNOがメッセージを出している:

「今回、自分の作品も出展させていただきました。タイトルは”CONNECTED”。耳が聞こえる人が5人、聴覚に障害を持つ人が5人。すなわち、手話ができない人が5人、手話ができる人が5人。作品の制作期間中、たくさんのドラマがありました。私にとっても、みんなにとっても初めてのことだらけの日々でした。みんなで”ゼロ”からつくっていくことに、歯痒さを感じ、悔しさを感じ、嬉しさを感じ、達成感を感じ、幸せを感じました。」(http://danceworks.jp/event_post/odorigokoro/odorigokoro-vol-10/26804/

そんな裏でのドラマもありつつイベント当日を迎えたようだった。

ダンスイベントに『手話』? ハンディも超えたダンスのカタチ。

ついに始まったODORIGOKORO vol.10。
今回初となるストーリーテラー役の熊谷が本を持って登場。

物語が始まる…
ここからはUNOが書いたコメントと共に紹介

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演出でお母さんからかかってきた電話に出るシーン)

「今回、司会ではなく、“ストーリーテーラー”を熊谷拓明さんに演じていただきました。変な本を読む、とても変な人。とても素敵でした!!」

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「個性的な短編小説(作品)で構成された、OG10。色とりどりな作品達。一つ一つに魅了されました。」

02b3a33dad9a0d7f63baac9f84e676df「唯一のpick up showにはdense。キャスティングのミーティングで彼女達の名前を一番最初にあげました。素敵なダンサーへと成長を遂げたMOEちゃんとYUME。この二人の踊りに心奪われるお客さんの顔をみて、なんだか自分のことのように誇らしかったです。」

「Guest showには周平+Seishiro。
昼間のシアターの空気をぶち壊す二人の美しい破壊力はさすがでした誉め言葉です。笑)。更にファンになりました!」
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「そして、超絶素敵なメンバーによる夢のようなguest session show。
世界レベルの化学反応を魅せ付けられました。あの日、あの場所、あの時間にしか生まれない奇跡的なシーンが多々あり、贅沢な10分間でした。」
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写真はODORIGOKOROのイベントページから見れるようなのでチェック:
http://danceworks.jp/event_gallery/odorigokoro/26287/

 
そして、そんなイベントの中で出演の番がきたCONNECTEDの作品。
暗転から、熊谷に小さな男の子がつっついて話しかけるところから始まった。

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男の子からは手話のみの会話で「声」での説明なしに進んで行く。

大半にとってはいつもとは違う環境、違う世界。

この時、大半の人が感じた「わからない」という時間、思いが、聴こえない人の生活ではいつも。
どんな世界なのか、そんなこともUNOは伝えたかったのではないだろうか。

そして踊り出す。

踊っている時は、耳が聞こえないのなんて嘘じゃないのか?と思うほど、自然に交わっていて観ている人を驚かした。
その様子がこちら☟

ダンスは国境、時代、性別やハンディも越えていく。
そんな新たなカタチが見えたイベントだった!

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date : 2018.01.26
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