なぜダンスが上達しない?できる人はココが違う!
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もっと上手くなりたいのに・・・自分には向いていない?
ダンスを始めて一定程度の期間が過ぎると、「いつまで経っても自分は下手なままだ」、「あの人のように上手くならない」、「どうすれば上達できるの?」と悩み始めるようになる方は多いものです。
練習は頑張っているつもりなのに、思うように踊れるようにならないと、つい周囲の人と比較して自分にはこのダンスが向いていないのではないかと考えたり、才能がないのだと落ち込んだりしてしまうこともありますよね。
ダンスは一朝一夕に身につくものではありません。その習熟スピードや踊りを支える筋肉の育ち方、基礎体力の伸び、テクニック・リズムの吸収スタイルなど、いずれの要素も個人差があって当然ですから、およそのカタチを身につけるのがとても早い人もあれば、成長はゆっくりだけれど大きく飛躍するセンスをもった人もあります。
ですから、一概にある時点で上達していないからといって、取り組み方に何らかの問題があるとは言い切れませんが、一方で、上達が遅い人にしばしばみられる、残念な共通点も確かに存在します。そうした問題点が自分にあるならば、早期に改善し、着実に上達への道を進んでいけるようにしたいですよね。
そこで今回は、上達を阻むもととなっているありがちなポイントをいくつかご紹介します。自分が当てはまっていないか、ぜひ日々を振り返りながらチェックしてみてください。
自信をもって表現することは大切だけれど・・・
ダンスは楽しみながら自分自身の内面を解放し、表現していくことで、他者とのコミュニケーションや自らの存在や価値の肯定を可能にしていく力のあるものでもあります。ですから自信をもって、大きく体を動かしていくことはとても大切です。
しかし、基礎も十分にできていないのに、なんとなくできた気になっている、どのくらい達成できたか尋ねてみると、100点満点中90点といった、かなり高い自己評価の意識をもっている、こうした人はまず伸び悩む典型です。
自分に足りない部分はどこなのか、自己分析が働かないと、改善に結びつきません。雰囲気やノリだけで進め、できていない部分があるにもかかわらず、その部分の練習を積むことも、アドバイスを聞くこともなく、放置していては上手くなるはずがないのも当然のことです。
自分は十分踊れていると自信過剰になり、基礎をおろそかにしたり、地道な練習をごく短時間で切り上げてしまったりと、それ以上の努力をしなくなれば、どんなダンサーも上達は止まってしまいます。止まってしまうどころか、むしろレベルは落ちていく一方でしょう。
成長のためには「もっと出来る」の気持ちが不可欠!
そこで大切なのが、常にもっと美しく、もっとかっこよく踊りたいという向上心をもって取り組むこと、さらなる高みを目指していく強い心をもつことです。自己評価はさほど高くなくとも、自分ならまあこんなものだろうと、早々に諦めがちで、目標を低く設定しがちな人も、やはり向上心が薄いため上達しにくくなります。
自分が踊っている姿を録画してチェックしたり、鏡で確認したり、周囲にアドバイスを求めるなどして、基礎の部分から、姿勢の崩れはないか、間違いや癖が放置されているところはないか、細かく見直しを進めながら、丁寧に練習を重ねましょう。
妥協しない姿勢、冷静な自己分析と高い向上心、これらはダンスの上達に不可欠です。
練習した“つもり”は危険!
習った振り付けやトレーニングを、毎回最初から最後まで流して行うだけ、といったルーティーンの運動のように、ただ漫然と繰り返す人も十分な上達を引き出せないケースの典型です。
ダンスは、フォームやリズム、感情とさまざまなことを意識しながら動きを身につけていく活動であり、練習に頭を使うこともとても重要です。機械的に体のパーツを動かし、なんとなくやった気になる、表面的なさらいの繰り返しでただの運動としてエネルギーを消費しているだけ、こうしたやり方は「練習」と呼べるものではありません。
一つひとつの動きに意識を向けて。
そこで、動きの意味や効果を理解し、どんな筋肉に働きかけているのかなど、意識しながら練習すると、ぐっと仕上がりがよくなります。観客の視点に立って考えたり、自分の癖やウィークポイントを踏まえた具体的な目標のもとに反復練習を行ったり、考えながら工夫して動くようにしましょう。
指先、つま先まで意識を行き渡らせること、できない振りや動きは分解して何度も練習。少しずつ拍を続けていったり、テンポアップを図ったりしてなめらかにできるまで繰り返すなど、ただやみくもに動くのではない、頭を使った練習こそが大切です。
いかがでしょうか。このほかにも、間違いを恐れすぎて動きが小さくなっていたり、逆に鏡を見てチェックすることにとらわれ過ぎていたりするケースも、上達しにくい人によく見受けられます。
もちろん、レッスンを受けるだけ、決まった日にまとめて習うだけで、日々の練習・復習をしないといったような、毎日の積み重ねがそもそもできていない人が上達しないのは言うまでもありません。
こうした点に注意しながら、地味なトレーニングもおろそかにせず、表現を楽しんでダンス練習の日々を送るよう心がけましょう。そうすれば、きっとあなたの上達への道が開けます。ぜひ今日から参考に、実践してみてくださいね!