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アップデイトダンス No.62「青い記録」を上演へ!

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“アップデイトダンス”シリーズ「青い記録」を上演!

有限会社カラスが、“アップデイトダンス”シリーズの62作目となる「青い記録」を上演すると、5月11日に発表しました。

独自のダンス・メソッドと、光・音・空気・身体への美意識、そして独自の思想からの芸術的精神に則り、新たな生命=ダンスを生み出す“アップデイトダンス”の新シリーズ「青い記録」が、5月24日から6月1日(5月28日は休演)にかけて上演されます!

「記憶ではなく記録」 勅使川原三郎氏が演出!

私たちは記憶ではなく記録しつづける身体で生きており、“記憶の真っ赤な白い嘘 生き生きとした青い記録”というメッセージ性の強い舞台になります!

ダンサー・振付家・演出家で、パリ・オペラ座バレエ団などと協働している勅使川原三郎氏が、演出・照明を担当し、自らが舞台に出演します。会場は、カラス・アパラタス/B2 ホール、料金は一般予約が3,000円(当日3,500円)、学生は予約・当日ともに2,000円です。是非とも足を運んでみてくださいね!

ダンサー・振付家・演出家の勅使川原三郎氏!

勅使川原三郎氏は、既存のダンスの枠にはまることのない新しい表現を追求しており、日本人として初めてフランスのパリ・オペラ座バレエ団へ振付を行うなど、国内外から大きな注目を集めている人物です!

また、国内外の若い世代の教育にも尽力。2008年には10代のダンサーたちと1年間のワークショップを行い、それによって生まれた作品「空気のダンス」を上演。呼吸を基礎にした独自のダンス・メソッドが、高い評価を得るに至っています!

勅使川原三郎
ダンサー、振付家、演出家。クラシックバレエを学んだ後、1981年より独自の創作活動を開始。1985年、宮田佳と共にKARASを結成。既存のダンスの枠組みに捉えられない新しい表現を追求している。類い稀な造形感覚をもって舞台美術・照明デザイン・衣装・音楽構成も自ら手がけている。呼吸を基礎にした独自のダンス・メソッドと、光・音・空気・身体への美意識、そして空間を質的に変化させる独創的な身体表現は世界に衝撃を与えるとともに高く評価され、国内のみならず欧米他、諸外国の主要なフェスティバルおよび劇場から招聘され毎年多数の公演を行っている。2013年には東京・荻窪に劇場とギャラリーを併設した活動拠点カラス・アパラタスを設立。独自の思想に基づく芸術的精神から、年間を通して「アップデイトダンス」シリーズを上演している。尽きることのない創作意欲で、新たな生命=ダンスを生み続けている。その他、インスタレーション、映像、執筆等を行い、芸術表現の様々な局面で常に新たな可能性を切り開いていく芸術家として、近年ますます国際的な注目を集めている。

自身のソロ作品、佐東利穂子とのデュエット作品、KARASのグループ作品の他にも、独創的で芸術性の高い舞台作品は世界中から注目され、世界の著名なカンパニーからの振付の依頼が後をたたない。フランスのパリ・オペラ座バレエ団への振付は日本人として初めての快挙であり、2017年にはすでに3度目となる同バレエ団への新作「Grand Miroir」をガルニエ宮にて上演。他にフランクフルト・バレエ団、バイエルン国立歌劇場バレエ団、ネザーランド・ダンス・シアター、ジュネーブ・バレエ団、イエテボリ・ダンスカンパニー、ローレーヌ・バレエ団、アコスタ・ダンツァ等へも振付提供作品がある。

複合的かつ深い美意識に包まれた空間構成と音楽への豊かな感受性から、オペラの創作・演出依頼も多数ある。1999年に英エジンバラ音楽祭の「トゥーランドット」(プッチーニ)に始まり、これまでに伊ベニス・フェニーチェ劇場「ディドとエネアス」(パーセル)、仏エクス・アン・プロヴァンス音楽祭の「アシスとガラテア」(ヘンデル)など古典作品の新演出を手がけ、音楽を主体にした身体表現としてのオペラが斬新な驚きを呼んでいる。2015年にはパリ・シャンゼリゼ劇場からの委託でタルコフスキー監督の映画で著名な「SOLARIS」をオペラとして作曲家の藤倉大氏と共に新創作。台本と演出・美術・照明・衣装を担当した。2016年にはあいちトリエンナーレのプロデュース・オペラで「魔笛」(モーツァルト)を演出し、愛知・大分・神奈川で上演。2018年7月にはスウェーデンのドロットニングホルム宮廷劇場で「ピグマリオン」の新演出が決まっている。

造形美術家としても、日本、ドイツ、フランス、イギリス、オーストリア、などに招聘され、インスタレーション作品の創作、展示を行なっている。また、映像作品では1993年に初監督作品「T-CITY」を発表して以来、オリジナル映像作品が多数ある。2009年にはシドニーのicinema ( centre for interactive cinema research )とのコラボレーション研究の結果3D映像インスタレーション Double Districtを上海、フランスにて発表。映像としての身体とその動きの新たな可能性を示した。全く次元の違う身体表現の世界を作り出し続けている。

表現活動の中心には創作と共に、呼吸を基にした独自のダンス・メソッドによるワークショップが常にある。KARAS創設以前より継続してワークショップを行い、現在に至るまで国内外で若い世代の教育に力を注ぐ。1995年にはロンドンで1年間に及ぶ若者のためのプロジェクトS.T.E.P.(Saburo Teshigawara Education Project)を設立、その後、ロンドンとヘルシンキの共同企画公演「Flower Eyes」へと展開した。その他、ローレックス メントー&プロトジェからアートプログラムのメントー(指導者)を委託され、1年間(2004~2005年)に渡り若手芸術家育成支援事業に関わった。2008年には、新国立劇場・富山市オーバードホール・まつもと市民芸術館の3館で10代のダンサー達と共に1年間のワークショップを行い、創作した作品「空気のダンス」を上演し、勅使川原のダンス・メソッドの確かさが高評を得た。このプロジェクトで育った若いダンサーがカンパニーの一員として国内外での公演活動に参加し、その身体メソッドを継承している。そして2006年度から2013年度は立教大学において、また2014年度からは多摩美術大学で教育現場における新世代との創造活動にも意欲を注いでいる。(2018.02 記)
(出典:http://www.st-karas.com/profile_jp/

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

有限会社カラス
http://www.st-karas.com/

有限会社カラスのプレスリリース(プレスリリースゼロ)
http://pressrelease-zero.jp/archives/142065

有限会社カラス 勅使川原三郎 プロフィール
http://www.st-karas.com/profile_jp/

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date : 2019.05.20
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